古い作品だが、観てみたくなり、DVD を借りてきた。
『攻殻機動隊Ghost in the shell』
『ブレードランナー最終版』
意識して両者を借りたわけではなかったのだが、Ghost in the shell のオープニングをみただけで、押井守が『ブレードランナー』を意識してつくったのがわかった。テーマが共通であるのは確かだし、もしかしたら(原作者か押井か両者が)『ブレードランナー』という作品が好きだからなのかもしれない。
その共通のテーマは、「生きているとはどういうことなのか」「人であるアイデンティティは何か」だと自分は考える。
誰もが思春期に通りゆくテーマであり、青臭いと思う人もいるかも知れないが、自分にとっては今でも必要かつ重要な課題だ。
今もなお、「生きるとは」、「自分とは」と格闘しているからだ。もっと言えば、自分にとって「生きる」とはただ息をしていることでもなく、ただ収入が得られることでもない。「人に受け入れられる、愛を受けることができる、そんな自分」として生きることが夢であり、壁を越えようとあがくのだ。
だが最近ふと、思うことがある。愛は渇望し続けることで得られるものではなく、前に向かって踏みしめるみちばたに、ふと通り過ぎる野の花のようなものではないか、と。
クリスマス隣は何をするひとぞ
クリスマス己は何をするひとぞ
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