米国大統領選挙 2004-11-04 (木) 22:24:19+09:00

日記

やはりブッシュ再選でしたね。

共和党対民主党っていう構図でもあるんですが、ブッシュ対ケリーと考えてみます。

ブッシュを推す側は強いアメリカを維持したい、ようするに「先制攻撃=防衛」論によるイラク攻撃でここまで泥沼化してしまった状態では、こわくて今更弱腰に戻すことができない…ってことでしょうか。対するケリー陣営は、ブッシュのイラク攻撃等を批判し、攻撃はあやまちだった、世界はより危険になった…という立場でしたが…。

ケリー陣営が都市のインテリ層を獲得したのに対して、ブッシュ陣営が地方の票を集めて勝ったのは、うなづける結果でした。日本でも自民党がずっとやってる戦法ですよね、地方票集め。

それにしても、すごい接戦でした。都市インテリ層の「このままでは自国の将来どうなるかわかったもんじゃない」という危機感がすごいんでしょう。今回選挙の投票率も歴代トップを争うんじゃないかなぁ。

ケリー側が辛敗したのは、「ブッシュでもケリーでもあまりよくないが、まだケリーの方がマシだ。」という苦渋の選択だったからのような気がしました。「ブッシュと違ってケリーなら安心できる。」だったら、勝利を得られたのではないでしょうかね。

日本政府は、いち早くブッシュ勝利に支持を表明。そりゃそうでしょ。これまでやってきたブッシュべったり小泉政策からすれば、ブッシュさんに勝ってもらわないと困りますわな。(笑)

これからの4年、ますます世界は危険になることが確定……か。負けるな、米国の都市・インテリ層。