とりあえず xhtml の HTML5 として既に表示していて、ヘッダ部分で canvas タグでアニメーションなどもやってみている。
で、あとは、 header, footer, section, article などの、パーツの意味を表すタグを使用するかどうかなのだが、ここで、はたと困ってしまった。
「これ、追加する意味あるのか?」・・・と。
というのも、そんなタグあってもなくても、ブラウザの表示上は何の変化も効果も働きもないからだ。
例えば、 article タグ。当サイトのようなブログであれば、1つ1つの記事を囲むのに使う「ことができる」が、使わなくても別に何も変わりはない。また、 article タグを入れ子で使い、記事のコメントを article タグで囲む「こともできる」が、そうしなくても、別に何の問題もない。
一事が万事、こういう状況なのだ。ブラウザの表示上は、特に何の効果ももっていない。
表示上は意味がなくても、例えば、 article タグで囲まれた部分は、 RSS のフィードに個別の記事として使える・・・のかも知れないが、現状、 RSS フィードの生成時に article タグで囲まれた部分を抜き出して1記事として生成するようなロジックは使用していない。そんなことしなくても、普通に RSS フィードを生成している。
HTML の読み手が HTML5 のソースを読んだとき、どの部分がヘッダで、どの部分が記事なのかが分かりやすくなるように・・・という考えもあるかも知れない。だが、ブログの運営上、 HTML5 のソースを読む必要などない。記事の書き手は、オン書きツールやオフ書きのできる xmlrpc クライアントなどで記事を書くが、その際、 HTML5 のソースを意識したり、読んであれこれ考慮したり・・・といったことは一切する必要がないのだ。
すると、 HTML5 の section, article, header, footer などは、一体どこで、誰の役に立つ場面があるのか・・・しばらくそれを考えていたのだが、「特に何の役にも立つ場面も相手もない」というのが現状の結論である。
はてさて、これらの新規追加されたタグの意味、追加する価値は一体何だろうか!?
section, article, header, footer について、いろいろ聞いてみた。
やはりブラウザは表示上何もしないようだが、サーチエンジンは読み込んで使用している可能性があるようだ。後は、読みやすさのため推奨、ということらしい。
例えば、記事の表示のされ方を指定するために <div class="item"> としていたのを、 <article class="item"> としてみるくらいの意味はあるかも・・・。
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