エビか団子みたいな単位 2019-06-06 (木) 00:02:00+09:00

日記

以前から、KiB, MiB などの表記を見かけることはあったが、特に気にせずスルーしていた。

なんとなく気になり検索してみたところが、

kB = 10^3B = 1000B, KiB = 2^10B = 1024B

MB = 10^3kB = 1000kB, MiB = 2^10kB = 1024kB

なんだそうな。サイトによっては、頭ごなしにこれだけ書いてあったり、サイトによっては、もう少し説明しようとして、人間にとっての「キロ」は10の3乗だから1000倍するので、 kB は 1000B なんだと書いてあった。

あのさあ・・・。「バイト」が出てくる時点で、これってコンピュータの世界の単位だって分かるよね?だったら kB = 1000B だなんて思わないと思うんだがなあ。コンピュータの世界で kB つったら、 1024B に決まってると思うし、コンピュータ以外の領域で「バイト」の単位を使う数値を使うことて、まあ、無いよね。

ちなみに、 kiB は、「キビバイト」と読むのだそうな。・・・キビ?きびだんご?

一体どうしてこんな情けない発音の単位が出てきたのか?

Wikipedia を開いてみたら、2006年に「SI単位系」で、「キロやその他のSI接頭語は、決して2のべき乗を表すために用いてはならない」とかお定めになったからのようだ。「キビバイト」の他にも「メビバイト」「ギビバイト」「テビバイト」「ベビバイト」「エクスビバイト」とか定義なさったらしい。

キロバイト、メガバイト、ギガバイト、テラバイト・・・で慣れ育った身としては、まるでエビか団子みたいな読み方の単位は使いたくないなあ。厳密に正確に・・・というのも必要な場面もあると思うが、それぞれの世界で醸成された文化っていうものも大切にしていただきたいものだ。

キーワード: KiB MiB