シドニアの騎士 2019-02-18 (月) 19:40:29+09:00

映像作品

「シドニアの騎士」には、「衛人」と呼ばれる人型兵器が登場する。

シドニア独自の世界観が登場する部分として、衛人は「掌位」と呼ばれる独特の方法で複数の機体が手を握り合った状態で飛行する。なぜこんなことをするかと言えば、単独で飛行するより速く飛べるから、らしい。

 WikiPedia によると、

移動時に複数の衛人が腕を交差して手を握り合い、一体化すること。関節の可動域を腕の交差で制限し、円形に接続した状態でジャイロ効果により姿勢を安定させることで推進器の稼働効率を上げ加速力を高めることができる。

だそうだ。「ジャイロ効果」ならば、掌位中は高速に自転するはず・・・なのだが、映像を見る限りその様子はない。

1話の4騎掌位。加速中だが高速自転する様子はない。

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256騎掌位。左が接近減速時で、右が加速中だが、やはり自転している様子は全くない。どうも WikiPedia の記述は嘘情報くさい。

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別のサイトによると、

掌位 (しょうい) とは、衛人同士が手をつなぎ輪になることでヘイグス粒子が干渉し推進力をあげるという衛人の操縦技術。掌位する衛人の数が多いほどに速度が増し、そのときの衛人の数によって〇騎掌位(〇は衛人の数)と呼ばれる。

と、全然異なった理由が書かれている。衛人には「ヘイグス機関」と呼ばれる推進装置があるのだが、複数の機体が集まると単機の合計を超えた加速力を発揮するらしい。複数機が集まったからといって各機が使用できるヘイグス粒子の総量が増えるわけがないので、理由は不明。説明もなし。

まあ、「人型兵器の手」なんていう、いかにも加速度に弱く不安定な部分を握り合って飛ぶのだから、単独飛行のような気兼ねない加速は出来ないはず。

視聴者の間でも、「速くならないんじゃないか」「かっこういい(からという理由の設定だろう)」という声があがっている、「シドニアの騎士」で一番意味の分からん話が「掌位」だと思う。

ちなみに、個人的には、「シドニアの騎士」は原作もアニメも、よくできた作品だと思う。

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