異世界転生モノのここが嫌い 2023-04-09 (日) 14:54:39+09:00

映像作品

元の世界で、ぶさいくなせいでひどい目に遭っていたのが、転生したらイケメンになって幸せになる・・・っていう部分。


最近だと、「無職転生」、「進化の実」、「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する」などがこのパターン。


幸せになるのはいいことだけど、その理由が「イケメンになったから」というのがよろしくない。結局、「ブサメンな自分はダメ」「イケメンになれたから幸せに」ってことだから。ブサメンでも、本人の努力でこんなに状況を変えれたっていう話なら、断然いいと思うのだが。

キーワード: 異世界転生


言うまでもないことだが、「異世界転生モノ」というジャンルが、しばらく前から大流行している。

作品名をここであげつらったら限が無いので逐一書かないが、非常に多数の作品が世に出ていて、アニメ化されたものも多い。

読者受けが良いからなのだろう。

だが、それでいいのだろうか?私は、このジャンルの作品が安易に広まることに、ある種の危惧を感じるのだ。

私が異世界モノで受け入れがたい部分は、「自分を生み出してくれた世界と、その世界で自分を愛し思ってくれる家族、友、恋人らとの絆を捨てる」という部分に対してである。

「自分の意志で転生したのではないから、しかたない。」というような言い訳が出来るかもしれない。しかし、異世界転生モノでは、どの話でも必ず、「転生世界の方が元の世界よりいい」ところが描かれる。例えば、素晴らしい女性(男性)と巡り会えたとか、魔法が使えて素晴らしいとか、最強能力を得たとか、自分の世界で身につけた技術や知識が非常に有利に使えたとか、そんな感じであり、必ずそれらのどれかが描かれている。

だからこそ、転生者達は「異世界で生きる選択」をし、つまり「自分自身の世界を捨てる選択」をしていくのであるが、それは要約すれば、「自分にとって都合のいい世界に来たのだから、元の世界はもう要らない」ということである。

これまでの自分のぱっとしない人生を一転させる仕掛けとして、「異世界転生」という手段はありそうな魔法として魅力的なのだろう。その気持ちは分かる。しかし、上述のような理由で、そのような考えが読者にすんなり受け入れられ異世界モノが流行していることに対して危惧を感じる、ということだ。本当に異世界に転生したとして、都合が良ければ自分自身の世界を捨て去るような人間を、誰がもてはやしてくれるというのだろうか。

もう一つ、異世界転生モノに対して危惧している部分があるのだが、ここでは書かないでおく。

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キーワード: 異世界転生


試しに観てみたが、やはり冴羽獠の声に違和感は感じた。TVシリーズをご存じの方、例えば、冒頭の下の場面のセリフの言い回しなど聞かれれば、TVシリーズの頃の冴羽獠との違いを感じられることと思う。

cityhunter-shinjuku

ノリで、もっこりセリフなどを喋っているところはいいのだが、感情があまり入らないセリフの喋り方に違和感を感じる。神谷明の喋り方を学習させたコンピュータに音声合成させて作ったような印象だ。香の喋り方も若干そういう部分を感じたが、まだほとんど違和感を感じない。冴子や美樹、海坊主のセリフには違和感がない。


やはり、神谷さんの御歳や、30年ほどにもなる長いブランク期間のあと、1本映画を作るために急遽集められたことから、と考えるべきか。これだけ年月が経った作品に再登板して、よくがんばって演じてくださったと思う。


泪の声についてや、劇中に出てくるモバイルフォンがガラケーではなくスマホになっていたり、ドローンが出てくるあたりからも、時の流れを感じた。


内容的には、映画らしい見せ方、喫茶店CAT’S EYEのオーナーの登場、歴代使用された楽曲を盛り込むなど、シティーハンターのファンを映画で楽しませようとするファンサービス精神を感じるものだった。キャラデザはTVシリーズ以上に原作に忠実な印象だった。


30年の集大成を感じるような作品に仕上がっていたと思う。

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「プランダラ」16話 2020-05-06 (水) 17:51:40+09:00

映像作品

過去の世界で、手術を受けるリヒト。

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ちょっと待て!制服のまま手術してるぞ(笑)。

そして、敵の襲撃を受け、電源が落ちる手術室。

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電源が落ちた!このままではリヒトが死亡する。早く補助電源を起動する必要が!!

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だが、なぜだかわからないことに、モニターは正常稼働し続け、全ての計測機器も正常稼働しているぞ(笑)。(画像では「PULSE ERROR」と出ているので心拍の計測機器は電源が落ちているかのようにも見えるが、リヒトの心拍が停止した際に、しっかり「HR 0」表示とアラーム音、心電図がフラットに変わるのだ。もしかすると、「PULSE ERROR」の表示は、「不整脈」という意味=「計測は正常稼働中」、ということなのかも知れない。)

・・・・・だったら、補助電源なんてなくても、手術も完了するんでないかい?(苦笑)

・・・・・というか、ここだけの話、手術といってはいるが、ただ輸血しているだけなんだ。(爆笑)

キーワード: プランダラ 手術


倫也がノベルゲームのスクリプトを打ち込んでいる場面。

saekano_b_4_1

画面上のスクリプト。

saekano_b_4_2

これ、どう見ても吉里吉里2のKAG3スクリプトだよね。W.Deeさんや楓さんが見たら卒倒しそうだ。

なんというか、美少女とハーレム状態なことを除き、生々しいくらいにリアル。

最近のアニメって、実在の場所をリアルに描いたり、出てくる事物も現実世界のものをそのまま持ち込んだりして描く場合が多い。

リアルに感じさせたり、聖地巡礼を引き起こし地域振興に役立ったり、というと聞こえはいいが、要するに、アニメが大量生産・短期消費される時代になり、昔の手塚作品ように何もないところから創造(想像)して生み出すような力も時間も予算も人的資源もないので、現実世界にあるものを安直に取材して、そのままコピペしてるってことだ。

楽でいいよね、そういう生き方。